C77 統括 ご報告について

みなさんこんばんは、かんりです。

 コミケC77、お疲れ様でした。お立ち寄りいただいた皆さんには心より御礼申し上げます。
というわけで、コミケ統括ということで1記事書かせていただきたいと思います。

 ロールズ陣営としては29日と31日を移動日、30日は東京拠点で現地設営対応ということで対応しました。行きはすべてのスタッフが18きっぷで「普通乗継」でした。鳳駅から関空快速で大阪へ、大阪からは新快速「野洲」ゆき、これをかんりさんが「長浜」ゆきと勘違いしていたため、野洲から連絡の普通米原行きにあやうく乗り損ねるところでした。すみませんでした。余裕で爆睡していたかんりさん、実は3徹明け・・・。CDを焼いてレーベル印刷するのに37時間掛かるなんて思っても見ませんでしたからね!
 
 米原からはおなじみ117系です。117系の木目調の妻面は昭和の喫茶店を感じさせるレトロ感で、かんりさんが好きな車両のひとつです。大垣でキッパー各位と位相をずらす為に小休憩、ロッテリアで昼食を取って新快速の豊橋行きへ。
 豊橋からは普通浜松行き、ここが唯一座れない区間です。浜松からはかなり長い区間になるので小休憩、キッパー各位の定石ルートと重なると悲劇なので、ここでも位相ずらし。普通熱海行きを選択しました。確実に座れる間違いない選択だったのですが、なんとエコパスタジアムで清水エスパルスの試合があったそうで、愛野駅から超満員・・・そのまま三島まで混み混みという結果に・・・、サポーターの方々の体力ってすさまじいですね。人酔いしそうになって熱海、しかしここからはE231系のグリーン車があります!、東京まで2階建ての下階貸切状態でした。余りに快適だったので、小田原から品川までの記憶がありません。寝てました(笑)。

 そんなこんなで赤羽について、ホテルへ。お釣りの小銭が用意できていないのではないのかとスタッフさんに忠告され、その通りだということになってコンビニへ。赤羽ってすごいですね、コンビニが山のようにあります。6店舗は回ったでしょうか。小さいものを買って、小銭を確保。後で気が付きましたが、有料で両替ができる機械がセブンイレブンにあるんですねぇ。ようやく小銭も用意できて、出展物の確認と荷物整理をしていたらもう1時です。朝は4時45分起きですから、さっさと寝ないといけません。

 当日はスタッフさんと5:20に集合、最終打ち合わせ、あとは国際展示場への移動です。赤羽線で池袋、新宿大崎間を山手線、大崎からりんかい線です。コミックマーケットそのものが出展参加も一般参加もしたことがないので、京橋の大阪城ホールの混雑くらいだろうと高をくくっていたんですけど、国際展示場の駅を上がって、改札を出てしばらくして考えを改めました・・・。

な ん で す か ! ? こ の 人 の 波 は ! !

 波というか波間?としか表現できないんです、ちょっと例えは良くないのですが、あえてそれを承知で書かせていただくと、映画「十戒」のヘブライ人の列より規模が大きい!、これだけの人間がどこから来たのかと、一瞬目を疑うような光景でした。これがいわゆる一般待機列だと後で気が付いたのですが、色々と人生が掛かっている、そんな焦燥感に近いものを感じました。
 年2回の祭典とはいえ、冬だけしか参加できないという人もいるでしょうから、それは強い思い入れを持って参加されているのでしょう。でなければ、あの極寒のタイルの上でじっと何時間も待つことなどできるわけがない!、これが罰ゲームならこれ程ひどい罰ゲームもないだろうという様相です。

というわけで、サークル入場しまして、出展場所を探します。思ったより机が広い気がしましたね。最初全然間違えた場所にいて、ここじゃないでしょ的なダメ出しを頂戴しましたが・・・。机の側面にサークル名が書かれていることを知ったのは後のことでした。というより、サークルチェックにいらした方・・・

 ○ ○ ○ の △ △ さんじゃないですか!!!!!!ちょw

 まさか取引先の方とこんなところで顔を合わせるなんて・・・。絶対向こうも気が付いている!だって目の奥をのぞく瞳が少し光ったもの(笑)。でもお互いそこには触れない、大人だから(笑)。いやー、まさか全然関係ないお仕事柄にいらっしゃる方が、まさかのコミックマーケット運営をされているなんてびっくりです。趣味の世界って広いようで狭いですね。ここで会うとは、本当に夢にも思っていませんでした。さすがのわたしも、これにはちょっと取り乱しちゃった。

 そんなこんなで開場、すごいコスプレの人が目の前を行き交う非日常が繰り広げられております。段々と人も増えてきて、これがコミックマーケットなんだなぁと感慨深いところでした。一部スタッフさんはここで外回り、報道活動へ。後で聞いた話ですが、東地区はとんでもないことになっていたということです。西地区がいかに平和であるかについて報告を受けました。確かに鉄道関係のサークルさんの周りは非常に平和で、列が出来て殺伐とする雰囲気もありません。みなさん笑顔でのんびりとされているようです。一部の大学サークルさんは、ノルマ部数を課せられているのか必死でがんばってらっしゃる方も見かけられました。

 びっくりしたのが、出展していた20コマの1ロールが一瞬で売切れてしまったことです。わざわざハサミで1つづつ切り離さないと使えないので、人気ないだろうなぁと思っていたのですが、開場30分後くらいから一気に売れて行ってしまって、お昼までに売り切れてました。余白も終端表記もない、ただつながっているだけのものだったので、そんなに売れないだろうという計算は失敗でした。売り切れで手に入れられなかった皆さん、すみませんでした。
 あと、サークル参加がはじめてのロールズ陣営、お客さんが増えるとすぐテンパってしまって手際が悪い・・・、たぶんご覧になっててイライラしたかもしれません、その点申し訳なかったと思います。また、カット絵幕を入れるラッピング袋を切らしてしまい、最後はそのままのお渡しとなったこと、この場を借りてお詫びします。そんなに売れることはないと思っていましたが・・・コミックマーケット恐るべしですね。
 さらには、かんりさんが挨拶回りに出ていたり、たばこを吸いに出ていたり、お客様対応をしていたりで、直接お話することができなかった方々にも、すみませんでした。ひげのおじさんが、かんりさんでした。テレビでご覧になった方はすぐ気が付いたでしょうか。

 サークル参加しての印象は、とにかく一言で言うと、「平和」「終始のんびり」「なごやか」というイメージです。東京ビッグサイトが、舞島くらいの距離にあるなら、毎年2回応募したいと思いますが・・・。無事に閉場したあとの皆さんの撤収の早さ、これはびっくりしましたね。普通の会社の納会でもここまで早い片付けというのはないですよ。恐ろしいまでの速さ、驚愕とはこのことを表現するための言葉と言っていいでしょう。何か、別のところに役立てれば日本全体が潤いそうな力になるのではないかと、一瞬ヘンに考え込んでしまった。

 さて、カット絵幕のサービスが好評でしたが、1枚選んでくださいと言っても「そんな、1つだけをえらぶなんて、わたしにはできない!」みたいな状態になってしまって、逆に酷なことをしてしまった感がありました。そうですよね、1つだけを選べはちょっと無理がありますね。1枚を選んでいただいた時に、それぞれの方から思い入れや思い出などの話をお聞きすることができたのですが、それぞれの皆さんの中で、今も絶えること無い寝台特急への想いを感じました。
 その中でも最も多かったのが、「大人になったら是非乗ろうと思っていたのに、いざ大人になったら消えてしまっていた」という悲しいお話です。一度は乗りたかったあの寝台特急という、そんな思い出と照らし合わせながら、手にとっていただいていたのかなと思うと、少し申し訳ないですね。

というわけで、カット絵幕で売切の発生した人気ベスト11を発表しましょう。

1位 銀河

 さすが銀河、なんと午前中で売り切れ。その人気たるやすさまじいものがあります。びっくりです。

2位 北陸

 今、まさに風前の灯となっている北陸、やはり話題性もあってか堂々の2位でした。

3位 能登

 創作能登が3位です。しかしながら近々485系で本家の能登絵幕が登場するとの噂です。乞う御期待。

4位 あけぼの

 健在寝台特急といえばあけぼの。今もがんばる東北の縦断特急ということで人気が高いですね。

5位 はやぶさ

 シンプルかつ幾何学的な模様が凛々しいはやぶさです。東海道寝台の不動の人気ですね!

6位 さくら

 一番女性的な雰囲気があるのが「さくら」でしょうか。東海道の歴史たるは言わずもがなですね。

 
以下 7位「富士」、8位「日本海」、9位「瀬戸」、10位「出雲」、11位「ゆうづる」でした。

 もっとも人気がなかったのは、「明星」、「なは」でした。「なは」の開発時間が一番(すばぬけて)長かったので、ちょっとショックがありましたが(笑)。他にも、「彗星」や「あさかぜ」が売切寸前になるなど、割と人気が分散していたような感じです。やはり皆さんひとりひとりの胸の内、思い入れの列車が違うものだと思い知りました。午後から来ていただいた皆さん、売切が発生していたところ申し訳ないです。あるものだけで選んでいただきありがとうございました。原価より安い配布価格なので、どれを選んでいただいても、1文たりとも損はありません。みなさん全員が勝ち組です!。

 31日は、いよいよやり終えたといった感で朝の目覚めも心地よく。この日は6:50からの乗り継ぎで帰る事で決めまして、女性スタッフは新幹線に乗ってもらい、男性スタッフはわたしといっしょに普通乗継ということになりました。朝、ホテルの窓から赤羽駅のホームをボーッとたばこを吸いながら見ていたら、ブルートレインが通過していくではないですか。なんと「北陸」でした。ああ、北陸。もうゴールしてもいいよね。

 赤羽からは東北線で上野へ、上野からは山手線で東京へ、東京からは7:24発の普通伊東行き。8年前、新入社員研修中の東京から、ゴールデンウィーク中の帰省をしたときも(新幹線代は出なかった)この電車だったなぁと。思えば当時、185系以外の普通電車はロングシートの211系か、直角椅子の113系だったので、今のE231系のリクライニングなグリーン車のクォリティなど無きも等しかったのです。豊橋まではどうがんばっても113系だったので、腰骨が痛むこと間違いなしだったのですが、最近の新しい電車での乗り継ぎだと、そこまでのダメージは感じません。国鉄時代の電車がいなくなり寂しい反面、確かにアコモという意味ではグレードアップしているのだなぁと思い知りました。

 車窓から見る富士山は山頂が雲に掛かっていました。富士川を渡ると交流50Hzから交流60Hz地帯に入ります(ただし電車は直流です)。興津(Okitsu)で始発列車に乗り換え、この乗り換えはキッパーしか選択しないだろうと思われる乗り継ぎで、ここでの人員がすなわち浜松・豊橋間に集中します。浜松でキッパーさん達と位相をずらすために小休憩。豊橋でも1段ずらして、新快速米原行きを待ちます。
 東京大阪間の普通乗り継ぎには、定石ルートというものがあって、到着はいずれこのルートのどれかになるという法則があります。したがってこの区間を過程とする人たちは必ず定石でかつ、その時間帯最短最速となる乗り継ぎに集中しますから、その定石ルートの電車より、1本、2本遅らせることで、その区間の最混具合からは開放されます(ただし到着が遅れる)。これを「大垣」「豊橋」「浜松」で効果的に行うことによって、さらに快適に東西移動することができます。
 静岡県が東西に如何に広いのか、普通乗継だと痛感します。熱海駅から、豊橋の二駅手前の新所原駅まで延々と静岡県なんです。この広さは実際に乗ってみないと分かりません。一度も走破されたことの無い方には、ぜひオススメします。日本は広い、最後にこう呟くことだろうと思います。

 大垣乗換えが必要の無い電車を選んだので、安心してぐっすり寝入ってましたが、気が付くと垂井駅で、まさに吹雪でした。足元の冷気が尋常ではありません。そのまま吹雪をもろともせず電車は米原を目指しますが、近江長岡付近はもう気の毒に思うほどの氷点下世界でした。一方、醒ヶ井を出ると一気に雪景色も鳴りを潜め、米原につくと、かすかに雪が風に舞っている状態でした。気候も景色もこの短区間の間にめまぐるしく変わります。柏原(Kashiwabara)駅だったかに止めてあった車のワイパーが浮かせてあったのが印象的でした。
 米原に着くと、ここからは堂々の12両、みんなの味方、新快速の網干行きです。福知山線事故が発生した当時、時速130kmの新快速の先頭車には、みんな怖がって乗りませんでしたが(先頭車だけ異様に空いていた)、最近はそうでもないようです。事故を起こしたのはこの新快速223系ではないのですが。いつまでも安心して乗れる、快適最速の新快速であって欲しいものです。

 大阪からは環状内回り、103系です。西九条からユニバーサルシティ方面へのお客さんの多さが目を引きます。ユニバーサルスタジオジャパンで年跨ぎのイベントでもあるのでしょうか。地元ながら一度も行ったこと無いんですけどね。はるか号の通過待ちをしてから、西九条を出発。関西人に生まれると、この環状線の中で他愛ない関西弁の会話が聞こえてくると、ああ、やっと帰ってきたなぁと思います。まもなく天王寺、天王寺からは阪和線です。行きとは異なり、スタッフさんの帰宅経路に合わせたので、関空快速で三国ケ丘へ。家につくともう20時前でした。

 今回のコミックマーケットには、わたしの私財と労力を惜しみなくつぎ込みました。来ていただいた皆さんにはきっとご満足いただける内容にできたと確信する一方、もっと良く出来たのではないか、もっと準備をしっかりすればもっと良くなったはずだと、心残りな部分もやはりありました。

 夏のコミックマーケットへの応募はいたしませんので、次にお会いできるのがいつになるのか分かりませんが、また皆さんとお会いできる機会を楽しみにしつつ、今回のご報告とさせていただきます。関西拠点のサークルにとって、コミックマーケットというものは非常に負担が大きい、これは強く感じました。コミケの歴史の1ページに、ロールズプロジェクトの名前を刻むことは出来たので、次は別のイベント、関西拠点でも無理のないところに参加できればしたいなぁと思います。

 それでは、C77でお会いできた方々、お会いできなかった方も含めて、ロールズをご支援いただいている全ての皆様にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしつつ、筆をおきます。またお会いしましょう!