九州地区標準2 創作コマのご紹介 Part3

こんにちは、かんりです。

 最近は山に行くこともあまりないのですが、そろそろカラスウリやアケビの実が色付くころでしょうか。コナラの実はそろそろ茶色になってくるころですね。場所によってはもう落ち始めているかもしれない。この時期は小さい頃はクヌギやコナラのどんぐりを集めて遊んでましたね。山すべりをしていたら栗のイガが刺さって痛がったり、外で遊ぶのが一番楽しい季節です。小さなお子さんがいらっしゃる方は、是非自然の多い公園で休日を過ごしていただきたいところですね。というわけで、昨日までの続きです。
 

1.雁ノ巣

 全国いろいろなところに巣がありますね。青梅線は「鳩ノ巣」、奥羽本線は「鷹ノ巣」、函館本線には「鷲ノ巣」があるそうです。そしてこちら九州は香椎線の「雁ノ巣」です。雁の字のみが原典にないので作らなければなりません。ガンダレは「庄」のマダレを改変、「香椎」の椎の字からフルトリを持ってきて、「宿」から人偏を拝借して完成。この、いわゆるどの漢字からどの部品を持ってくるかというのが「連想ゲーム」になってしまって、非常に頭を悩ませます。これを探すだけで30分を使ったりということはザラにあります。一番頭を使う作業の一つです。

 

雁ノ巣

雁ノ巣

2.指宿

 後述の枕崎と合わせて全国的にも有名な駅ですね。かなり立派な駅舎のようです。さて漢字の方ですがまずは「指」、指なんて出てきただろうか、創作かと思って検索していると、「指扇」を発見!。宿は「新宿」がありますね。というわけで、埼京線の方向幕から2文字を拝借、首都圏からは相当離れた場所ですが、埼京線の雰囲気が漂います(笑)。

 

指宿

指宿

3.枕崎

 枕の字は創作を覚悟しなければならないことは分かっていました。問題はどこまで国鉄の共通図面ライクにできるかどうかということです。「崎」の字は図面文字の中でも頻出中の頻出ですから、これと馴染めばそこで合格ですが、さてそのイメージ通りになったかどうか、極力自然な曲線を用い、不必要な場所に曲線は取らないようにすれば、それっぽくなると思うのです。さて、出来上がったのがこちら。どうでしょうね?、評価はお任せします。。

 

枕崎

枕崎

4.五位野

 実は「位」という字はどこかで見た事があると思い込んでいたので、実際なかったときはショックでした。たぶん国鉄方向幕書体の開発で1度作ったので、その時の記憶が残っていたのだと思います。いわゆるデジャヴです。「五」の字は2例あり、五日市の瀬戸内タイプか、五条タイプか、ここでは「野」のデザイン違いの選択が必要になってくるので、瀬戸内タイプ(五日市)を選択して、野も瀬戸内タイプ(大野浦)にすることにしました。
 「位」の字は、伊東の「伊」から人偏をとり、+立川の「立」です。単純な形の文字なので、まぁこんなものかなぁという感じです。

 

五位野

五位野

5.西頴娃

 3文字駅名で、うち2文字が創作文字という極めてシビアな条件の1コマ。「西」は西九条から持ってきたのですが、実は組み合わせる漢字の線の太さが原因でかなり違和感を覚えたため、急遽「西唐津」タイプの「西」の字を持ってきました。「頴」は熊本の「熊」+妙高高原の「原」、そして須磨の「須」を組み合わせて作成、「娃」は姪浜の姪の字から女偏をとり、桂川の「桂」からツクリを拝借してきました。それっぽくはなっていると自負するところですが、相当時間がかかったコマなのでそう思うだけかもしれません。いかがでしょうね?

 

西頴娃

西頴娃

6.串木野

 「串」は串本から。「木」は桜木町から、「野」は日根野から。どれも原典のある文字ばかりですので配置するだけですが、3文字駅名の場合は、種別ありタイプで文字幅が変わるため新規で製造する必要があります。前述の五位野、西頴娃もその対象で、これから時間がかかるコマになりそうです。そういった意味で、2文字駅名は大変楽でありがたい存在ですね。

串木野

串木野

以上ここまでで、既成漢字の部品配置、九州地区標準2の紹介は終わりです。今後また完成間近になれば、種別やローマ字を組み合わせたイメージをご紹介できると思いますのでそれまでのお楽しみということで。明日からは東海地区標準の作成中コマの紹介をしてみたいと思います。それではまた。