九州地区標準2 創作コマのご紹介 Part2

かんりです。後追いですがどんどん埋めていきますので宜しくお願いします。

 今回は前日分の続きです。九州地区標準2の幕専創作コマのご紹介。九州地区標準2に入っているコマの殆どは、国鉄電車タイプのいわゆる共通図面ライクのコマというものが原典として存在しないものが殆どです。そのため、ある意味ではデータそのものが殆ど創作ですね。一部の筑肥線のコマも、共通図面ライクなものが存在していたものの、主流にはならなかったこともあり、「もし国鉄だったら・・・」という妄想のかたまりのようなデータになりそうです。「本物じゃないものには興味が無い」と感じられるか、「いや、これはこれで面白い」と感じていただけるか難しいところですが、本来幕専の方向性としては、共通図面ライクな仕様で全国すべての行き先が統一されていたら・・・ということをベースにしていますから、是非その当たりを楽しんでいただけるとこれ幸いです。

1.犬飼

 犬は羽犬塚、飼の字は原典に存在しないので、飯田の「飯」+門司港の「司」で創作です。国鉄型の方向幕で2文字駅名のこの文字の配置位置と大きさというのは、本当に均整が取れていて感嘆の域にあると思います。数学的、幾何学的に何故美しく整って見えるのか証明できないものでしょうか。黄金分割とか色々あると思いますが、この配置の原案を考えた人間は本当にすごいと思います。

 

犬飼

犬飼

2.三重町

 三重ですが、九州です。重の字が未出で原典にありません。「重」の字の元になりそうなものということで、山手線の「手」+久里浜の「里」で作りました。こういった単純な字形でもいろいろバランス的なところは苦心します。もしもあったら、こんな感じだったのではないか、そう確信できる字形になっていればいいのですが。

 

三重町

三重町

3.庄内

 わたしは関西の人間なので、「庄内」といえば阪急庄内しか思い浮かびません・・・。昔は庄内と三国の間の神崎川を渡る鉄橋のところで、確かすごいカーブがあってメチャクチャ迫力があったんです。特急なのに三国に停車するような錯覚に、子供心に大変面白かった記憶があります。阪急電車に用事があるといえば、わたしの場合は祖母が清荒神に行くのに連れられて行くくらいでしたから、阪急電車に乗るのもこの時くらいでした。生駒山の宝山寺は近鉄奈良線だし、京都三条は京阪本線だし、神戸須磨浦公園は阪神特急だったし(地下鉄御堂筋線からの乗り換えの場合、阪神梅田が近かった)、お墓参りの淡路は大阪市バス(井高野車庫前ゆき)だったので、普段からあまり阪急電車に乗る機会がなかったんですよね。たまにしか乗らない電車っていうのは気になる存在ですよね。それに梅田から宝塚行きの特急といえば、京都線・宝塚線・神戸線の3線同時発車で十三まで競争ですからね。それはもうわたしが物心つくころから変わってないと思うので、面白い伝統だなぁって思います。しかしながら、お題は九州の庄内ですから全然関係ありませんでした、本当にすみません。何せ九州の地をこの足で踏んだことがないのです。。
 庄内の庄は高崎線の「本庄」から、内は「川内」の「内」にしました。文字としては稚内や内原、内野のタイプの「内」が主流ですが、九州地区で唯一原典に例のある「川内」のタイプを踏襲することにしました。稚内タイプでは人部の右のRが外に弧を描くようになっていますが、川内タイプでは左と同じく内向きに弧を描いています。このタイプの内は「川内」のみの1駅1例のようです。

 

庄内

庄内

川内タイプの「内」

川内タイプの「内」

稚内タイプの「内」

稚内タイプの「内」

 

4.福岡空港

 福岡空港のコマは、共通図面タイプでは存在しないと思いますので、ありそうで存在しない創作になります。本物のコマは非常に独特な表記のコマで、文字があまりにも滑稽なので一度見ると忘れることのできないレタリングです。実物を持っていませんので、参考画像を用意することができないことは大変申し訳ないですが、インターネット上にはもしかしたら画像があるかもしれませんので、一度ご覧になることをおすすめします。
 この創作では「空港」は千歳空港から。実はこれを作った後、4文字駅名で「伊那福岡」という例が存在することが分かり、もしかしたら「福岡」の2文字は伊那福岡由来のものに差し替える可能性があります。
 なお差し替え前のものは特急用2文字駅名の漢字を転用しています。特急2文字駅名をそのまま一般4文字駅名に転用している例が実際にもあるので、この二つの文字サイズはほぼ同じなのだろうと思います。今後の幕専でも、原典例がなければ一般4文字駅名漢字に、特急2文字駅名漢字を転用する例が出てくるかもしれません。

福岡空港

福岡空港

 
5.貝塚

 わたしは関西の人間なので~、とまた語ってしまいそうになる駅名が出てきました。自重します。。貝の字が実は原典にない文字なので作る必要がありました。塚は限りなく既出です。貝の足部分が非常に悩ましいのですが、横須賀の「賀」をベースにインスパイアしておきました。

 

貝塚

貝塚

6.善導寺

 「善」は修善寺から、この時点で図面は185系タイプになると思うので、「寺」も揃えて修善寺タイプを用います。残るは「導」の字です。これは原典に例のない文字ですから製造する必要があります。「寺」+「道」で対応しました。ちょっとイメージが現代的レタリングになりすぎているように思うのですが、わたしの腕ではこれが限界です。違和感のないものになっていることを祈ります。

 

善導寺

善導寺

さて、今日はこの辺りにして続きはさらにまた明日にしようと思います。それではまた。