九州地区標準2 創作コマのご紹介 Part1

かんりです。夜間がかなり冷え込むようになってきました。体調管理に気をつけたいところです。

 さて、全国企画幕専の作業から、少し成果をピックアップしていきたいと思います。今まで特急用を除いては殆ど用意されていなかった九州地区の幕専ですが、今回は2データが一挙ということで大幅に表現の範囲が増えそうです。既存のリリース済の幕専とも共通仕様ですので、たとえば東海道線の路線データと組み合わせて、快速アクティ博多行き等の組み合わせも可能になります(誰が望むのかは別として・・・)。組み合わせ数は相当な量になると思います。そんな中でも、本物には存在しない創作コマをメインに紹介してみます。本物にありませんから、実際に市販のレプリカにも模型シールにもありません。ただ、「もし存在していたら・・・」「国鉄がまだ存命していたら・・・」という、たられば論的な創作世界、いわゆる嘘電を表現する上で必要になると思われるコマです。澤田商工さんが九州にあったら・・・、もしや。。という、方向幕コレクターしか分からないようなシチュエーションも鑑みつつ、わたしの独断と偏見で文字を当てております。
 なお、ローマ字の部分が黒帯で塗りつぶされてますが、これは配置用ガイドで、ローマ字だけが完成したデータが別に外注から納品されてます。漢字がすべて出来ればそれらと合体させるので、その時のための位置決めガイドです。本当はローマ字配置も終わったイメージをお見せしたいのですが、まだ作業進捗上難しいので、完成後のお楽しみということでお願いします。

 1.喜々津
2.喜入

 喜の字は少し補正が入っていますが、喜多方からの転用です。元々、喜多方の「喜」の字が特急用の引き伸ばしと思われるため、補正をしてあります。「喜」の字はもっと沢山の駅にありそうなものですが、国鉄型の方向幕の原典には、東北の「喜多方」くらいしか例がありません。「入」の字も実は例がないので、こちらは過去に山手線データで「込」の字を作ったときのレタリングを参照して、「人」の字を種にして創作してみました。

 

喜々津

喜々津

喜入

喜入

 

3.長与

 「与」の字が未出のため創作です。京浜東北線データにある「与野」から再度補正。全く例がない文字というものを作るのは非常に困難を極めます。違和感がないように、既存の文字と馴染むようにしなければならないわけですが、さていかがでしょうか。

 

長与

長与

4.竹松

 国鉄型の方向幕には原典がありませんが、現在の運用では存在しているものです。瀬戸内タイプの「竹」と信州松本タイプの「松」の組み合わせです。竹にはデザイン違いが他に12系用として1種「竹野」、松はかなりの数があるので、どれを選ぶかに悩むだけでした。

 

竹松

竹松

5.佐々

 佐は「佐原」から。「同じ記号」で終わる駅名が珍しいので、バランスがとても面白いことになっています。「同じ記号」は「代々木上原」からの幅補正を実施したものです。全文字が既出であると非常に楽です。「ささ」でも「さっさ」でもない、「さざ」なんですね。豆知識ですね。

 

佐々

佐々

6.たびら平戸口

 でました「ひらがな」交じりの駅名。ひらがなは「特急ひたち」の愛称から「た」と「ひ」、「特急しらさぎ」の愛称から「ら」を拝借。図面をかき集めてきたらこんな感じでしょうか。「平」も「ひたち」の平行き(現いわき)から。澤田商工さんっぽい雰囲気が出てるでしょうか(笑)。

 

たびら平戸口

たびら平戸口

7.中判田

 判の字が原典に存在しないのでこれを作る必要がありました。りっとうは登別の「別」から、半の部分はほぼ創作です。文字が太いとどうしても「がっちり・ムキムキ」という印象が出てしまうところ、ちょっとバランスを崩すことによって中和させているのが国鉄方向幕文字の特徴だと思います。これを如何にリスペクトするか、これが難しいのです。

中判田

中判田

さて今日の分は7コマ。明日はまた別のコマをご紹介します。存在しないコマを作る作業、これはとても楽しいですね。幕専だからできる事、クォリティでどんどん作っていくのでお楽しみに(楽しいと思える方がどれだけいるのかという話もありますが・・・マニアックすぎて)。