JR東海211系側面方向幕(大垣幅太タイプ)

こんばんは(こんにちは?)、かんりです。すみません、また後追い更新になりました。
毎日見てくださっている方、いらっしゃったら本当に申し訳ないです。後追いでも全ての日を埋める予定ですので懲りずにまた見ていただければと思います。

 さて今日の話題ですが、つい最近からJR東海が主催するイベントで多くの廃品方向幕が販売されているということで、近年の実装幕についても流通し始めたようです。ロールズでは今のところ東海書体のアウトライン化の作業予定はないので特に集めてはいなかったのですが、資料として今後役に立つことがあるかもしれないということと、日ごろからお世話になっている鉄道趣味(特に模型趣味)の愛好家の皆さんが、ご自分でシールなりデカールなりをお作りになる、そういった際の手がかりになるようなら、これはこれで大変有意義だろうということで、いくつかの東海書体幕を入手してきました。
 しかし忙しい身なので当然イベントなど参加できるわけもなく、部品販売店やオークションに頼らざるを得ません。。

 どうせ入手するならやっぱり国鉄型だということで、購入したものは211系のものです。今日ご紹介する幕は1996年製のもので、国鉄書体から完全に東海書体(JNR-L)に置き換わった最初の世代のものだと思われます。元々は全て国鉄書体でしたが、まず先に枠ロゴがベタロゴに変わり、ついでローマ字だけがJNR-Lに変更となり、そして最後に漢字もJNR-Lに変わったという経緯がありますが、その最終世代でしょう。東海地区の運用範囲は非常に広く、東海道本線に中央線、関西線など、広範囲な行き先が70コマに収まっているのが特徴です。快速ロゴがベタロゴになっているのも特徴で、緑快速と青快速が共存するという点も独特だと思います。なお、この緑快速は、後に区間快速に変更されたことからその姿は消えてしまいました。色によって快速区間が異なる別種別となる快速があるのは、他に仙石線などの例があります。

 詳しく内容を見ていくと大変面白いことに、「試運転」「急行」が入っています。この2コマは現在の実装幕はもちろん、2000年時点であっても既に存在しないものです。東海書体の「試運転」「急行」、面白いですね。コマの内容はかなり色々あるのですが、注釈のあるコマはありません。単独種別としての「新快速」「区間快速」「通勤快速」が存在していません、あるのは青快速のみです。しかし、行き先個別のコマでは緑快速がいくつか存在します。通勤快速も存在するようです。1999年の更新で緑快速は「区間快速」に降格(?)し、特別快速が新設されることになりますから、1996年から1999年までの3年間のみ働いた方向幕であると思われます。
 
 JR東海の場合、国鉄書体混在期を除いて全ての車両がこのJNR-Lをベースとした東海書体で体裁が完璧なまでに統一されています(一部末梢ローカル線の123系109系等を除く)。そのため大変見やすくすばらしいと感じます。ただ、収集家の人たちからすればどれも似たり寄ったりで特徴がなく、つまらないという印象を持つ方も多いようで、鉄道部品としての古物価格はかなり安いという状況でした。エキスポシャトルが登場して、はじめて注目されたというような印象もあります。しかしながら、この例のようにたった3年しか使用されなかった幕もあれば、同形式でも番代単位で仕様が違ったりと、どれもこれも似ているだけに見逃しやすい違いが非常に多くあり、史実資料として集めるとなるとかなり大変でしょうね。

 これらもいずれ、LEDなどになっていくのでしょうか。

 というわけで、デカールやシールを作りやすいように、縮小可能な大きな画像を各コマベースでつなげて画像をアップしました。本物なので煤汚れがあり、コマによっては汚いですがこれはご容赦願いたく、画像編集ソフトなどを使って煤を取り除いてください。ホームページのサーバ容量の関係で、予告無く画像は削除する可能性がありますので、模型に今後使おう!と思われた方は早めに保存してください。

96-1 KOITO-SP12-256 211系側面幅太 / 大垣

96-1 KOITO-SP12-256 211系側面幅太 / 大垣

 

 ※ブラウザによっては縦方向に縮小されて表示されますので、画像の拡大表示をされるか、別途保存してペイントなどで等倍で確認願います。

 明日は近年の「愛知万博」に使用された幕を紹介します。それではまた。