私鉄丸ゴシックの妙

 こんばんは、額田管理(かんり)です。

 さて今日の話題は表題の通り、私鉄幕専の企画のお話です。実は私鉄方向幕のうち、ほとんどは丸ゴシックを採用しています。初期から独特のゴシック体を用いた近鉄を除けば、南海、阪神、阪急、神戸電鉄、山陽、名鉄、京急、小田急、東武、東急、西武、京成etc・・、スミ丸系を採用していた、京阪、新京成を除けば、本当に大所帯だということがわかります。その中でも、独特のものを使用しているのが、小田急、京急、東武、神戸電鉄です。東武は先日バスと同じようだということをお話しました。ここで残っている各社というのは、丸ゴシックを使いつつその書体も微妙に似ているものを使っています。

 ここで3つの方向幕の1コマを紹介します(記事下部参照のこと)。行き先は「高速神戸」、この高速神戸の漢字の文字をよーくご覧下さい。恐らくパッと見ると同じに見えますね。いちいち漢字の形だ書体だということを気になさらない方なら当然ながら、注意してみる方でも並べないと分かりません。実は全部違います。いずれも乗り入れが行われている関西の私鉄3社が同じ行き先をもっているものです。当初わたしは、これら3つが同じものだと思っていまして、なら共通化でいいから早く終わるだろうなどと考えていたのですが、実は微妙に違うことがわかったので、うーんいかがすべきかと悩むことになりました。
 例えば東急と東武という例で言えば、書体が全く違いますから共通化は諦めもつくものですし、他と相互直通していない南海(当初の方向幕デザインで言えば泉北高速線は事実上南海の支線的イメージでしょう)のような例は幸運な例であって、特にこの阪神・山陽・阪急の例は極めて悩ましいですね。今もどうやっつけるか検討中ですが、一番大胆な案として考えているのは、これら非常に似通った書体を使っている、阪神、山陽、阪急、名鉄、東急、西武の書体を「汎用私鉄丸ゴシック」として共通化した上で幕専に投入するという案です。アルファベットは別にしなければならないでしょうが、こうすれば神宮前のために作ったパーツを使って、神保町も三宮も使いまわせます。

 というわけで色々な葛藤の中にある企画ですが、なんとか形になるといいですね。山陽の英併記に使われているアルファベットが実は「スミ丸処理」されているとか、間近で見てはじめて気が付くことなどもありますし、手に入れた!撮影した! で終わらないところがまた深いです。まだまだ先の話ですが、色々四方八方で考えてます。

山陽電鉄

山陽電鉄

 

阪神電車

阪神電車

 

阪急電鉄

阪急電鉄